気が付けばもう10月ですね。
秋ですよ。

・・ね。

この季節はどうも こう・・感受性が高くなりますね。

映画は全く見ない人なのですが
ずっと見たいと思っていた映画があって・・・
それが この『Dolls』でした。
この“絵”は私の心を惹きつけました。

そして念願叶って つい最近ようやく見れたのですが
好きな映画No.1と言うより
人生で感動した瞬間No.1と言える作品でした。

ストーリーは単純ですが
ゆったりとした静の世界は,その時の私の心情にぴったりと寄り添ってくれ,とても癒されました。

静と言うのは
会話よりも表情で伝えていて
小物・音楽・風景・衣装までも表現の力になり得ている点にあります。
それだけに,自分なりの解釈・感じ方が出来,五感をフル回転させて観れます。
また,動作一つ撮るにしても,余韻を引き伸ばすかのようにフレームがそのままなので,ゆったりとした印象を受けます。

感動した瞬間というのが,
展開が衝撃的な場面があって,良い方向に進むことを想像していただけに哀しくて・・
でも“絵”を見たら芸術になっていて・・
不謹慎な状況なのに,「綺麗。」とこぼさずにはいられないくらいで・・
今までに見たことも想像もしたことのない絵に・・
北野 武 監督の感性に脱帽で,気付いたら泣いていました。

このように,とても短い瞬間に色々な感情を体験し,感情が高ま
るわけなんですが,
その後の小物使いがまた憎らしいほど良いのです。
実際に語りかけて来ないのですが,そこから自ら想像する会話・・問いかけて,納得して・・理解して・・

この映画にとどまらず,ここ1ヶ月で受け取った“物語”を通して思ったことは
生きる。ということは,頑張る。とか,1秒1秒無駄にせず,せっせと働く。ということだけが美徳となるのではなく,
感じ取る。ことも充分大切だと。

だから,今こうして,思考している身体と,綺麗。と思わせてくれるものに感謝します。

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